以前もどこかで書いた気がします。
ソフトウェアを評価するとき、機能一覧を縦軸に作成し、横軸に製品を並べ、○×でチェックする方法が一般的です。
xx登録機能、xx変更機能、xx検索機能、一括xx機能という具合にデータベースの情報をどういじれるか?が中心です。
コールセンターの機能であれば、コンタクト履歴登録、コンタクト履歴検索、という感じです。
また、現場から見ると漏れのある機能一覧ができる場合があります。一方で使いもしない機能(なんとなく派手で新しい機能)はついていたりします。
僕らが例えば携帯を買うときに、この機能一覧を見ながら、こんな新しい機能がついているんだなんて考えながら、選別しているのと同じです。
携帯も買って使っていると、新しい機能なんてほとんど使わずに、しょっちゅう使う機能の操作性だとかでイラついたりします。
2in1の機能を使ってみたが、フォルダー毎に設定したAB設定が、新たに登録した人をBフォルダーに入れても必ずAがデフォルトとなり、毎回修正しなければならないというようなことで2in1を使う頻度が減ってたりします。(ちょっと細かい例ですね)
ほとんどのコールを1画面で処理できるか?というのは、実は大きな問題なんですが、これが機能一覧にでることはほとんどありません。
調査後回答しますと約束した案件で、何日も処理されていないものはいくつあって、誰がその玉を持っているかがマネジャーが分かるか?というような機能もあまり見たことがありません。
実はこういう機能こそコールセンターの生産性や品質に関わる機能であったり、大きなクレームを防ぐ機能だったりします。
「昨日送ったメールにまだ返事がこないという電話がかかってきたときに、対応できる機能があるか?」
「シフトでばらばらに出勤する全オペレーターに周知事項が徹底されたかを確認できる機能はあるか?」
「グループや役割階層によって使う機能は異なるが、自分用のポータルを簡単に作れる機能があるか?」
などなど・・。
毎回使う機能の場合(1画面で処理が完了するかの例で)、100人のオペレーターが、一人50件受電するとして、年間300日稼動しているとしたら、150万コール。1コール1分のロスが出たとして25000時間。時給2000円として5000万円のロスなんですけど。12秒のロスにしても1000万です。
高くて使わない機能がついていて、毎日の毎コールでは使い勝手が悪いというケースだと二重に投資ロスをしていることになります。
そういう観点からも比較してみてみましょう。
最近のコメント