世界同時不況が終わった後、コールセンター領域はどうなるでしょうか?
今はコールセンターもコスト削減をせよと指示が出ている企業も多いでしょうが、その先にどのような形になるか?そこが重要です。
日本はインバウンドの問い合わせ業務がコールセンターの60%。仮にアウトソース市場だけでみても5000億ですから、3000億が問合せという計算になります。
全ての問合せがそうではありませんが、WebやIVRやモバイルで解決できる問合せも相当な割合になると思います。人で応対しようという傾向が過去はありましたが、今後はそんなことは言っていられないと考える企業が増え、Web、IVR、モバイル上のサービス向上策がより重要になってくるでしょう。(今でも重要ですが)
また、企業の営業コストや保守サービスコストについてもコールセンターで巻き取ることでコスト削減とサービス品質の向上・均一化を目指している企業も沢山存在しますが、まだまだそこに手をつけていない業界・業種も残っています。今後はこの領域のコールセンター化もがんがん進むでしょう。
景気がいつか回復したとして(日本は回復するのか?という基本的心配はありますが)、企業間の競争がなくなるわけでもなく、逆により強烈に効率化された企業の競争力が増す世界(効率以外にも勝負どころはありますが)になるわけですから、コールセンターも更なる進化をしなければなりません。
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