時々、サラリーマンより起業家の方いいというような話を耳にしたり、目にしたりしますが、そういう切り分けは間違っていると思っています。
実際に僕自身がいろんな企業の方に会っていると、管理職の方の中には、ベンチャー企業の経営者よりもずっと大きな組織を深い考えを持ってマネジし、起業家精神あふれるエネルギッシュなチームマネジメントをしている方が沢山います。人間としても深く、またプレッシャーにも強く、尊敬できる方々です。僕などでは足元にも及びません。
起業といっても、日本の統計では(数字の詳細は未確認)、新規に設立した会社の中で、3年以内に7~8割の会社がなくなり、10年後には3%しか存続していないそうです。厳しい言い方をすれば、100人の起業家のうち、97人は10年以内に会社をつぶす人達なのです。
自分の夢を追って起業することは素晴らしいことです。また、そういう人たちが沢山生まれれなければ国の産業も発展していきません。新たな産業や雇用が発生しているという良い面があることも間違いありません。
しかしながら、そのことと、起業家とサラリーマンという区分けとは別な話で、比較するようなことではないと思います。
ポイントは、どこに所属していても、チャレンジする精神を忘れず、素晴らしいチームを作り、お客様に喜ばれ、社会的に価値のある仕事をしているかどうかの問題だと思います。
昨晩、そんな話をしたところです。
最近のコメント