以前も書きましたが、京セラの稲盛会長の本に、ビジネスパーソンのパフォーマンス(言葉は違いますが)は、下記の掛け算だと書いてありました。
【考え方】x【情熱】x【能力】
考え方は、本質的で建設的な考え方がプラス、マイナスは破滅的や詐欺的考え方
です。考え方だけがプラスとマイナスがあり、それぞれが掛け算で決まると。
能力はそれほど急激に上がらないが、逆に人間同士の能力差は、他の二つに比べたらそれほど大きなインパクトがあるものではないので、考え方をプラスにし、情熱を持って取り組むことが重要だと。
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それを思い出したのは、サッカーの日本代表について考えた時です。
技術レベルやフィジカルの強さなどは日本代表候補やJリーガーのTOPプレーヤーはそれほど差があるものではない。しかし、頭の中におけるプレーに対する考え方や洞察力、チーム全体を考えたポジショニングや献身的なプレーなど、技術以外の差が代表になるか、そうでないかの差として大きいのではないかと。
そこで前回のアジアカップの予選、サウジアラビア戦の日本代表を調べてみました。
Jリーグのユース出身が8名。高校サッカー出身が16名でした。これは何を意味しているのか。
以前から持っていた自分の仮説として、Jのユースよりも高校サッカーのほうが頭の中において良い経験を沢山つめるのではないかと。Jユースは小学校のジュニアの時代からものすごい競争をしています。子供の頃から来年は落とされるかもしれないという危機感をもってプレーしています。それは良い面もありますが、少し個人の意識が強くなりすぎて、高校サッカー独特のチームとしての学びのようなものが少ないかもしれません。(専門家ではありませんが)
少なくとも、上に行けば、技術(能力)の差より、頭の中と心の中の差が大きいということは当たっていると思ってます。
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サッカーについて考えた時に、なるほど稲盛さんのおっしゃっていることはいろんなことに共通して言えることです。何をするにも考え方と情熱が大事な要素であり、それらにフォーカスした生活や仕事の取組みをすべきですね。
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