正月に感動またはドキッとした一言。そしてそれを今年何かに生かしてみようと思った一言。
『スローで見せろ』
これはドキッとしました。少年サッカーを教えているという話をしている時に、父が、ビデオやDVDなど見せるときは、『スローで見せろ』と言ったのです。父はサッカーの経験はありません。
何だあたりまえじゃないかと思われるかもしれませんが、確かにDVDを見ながら得点シーンや何名ものゴボウ抜き(ロナウジーニョなど)シーンは子供達も見ていますし、そのシーンのあと僕も解説したり、説明してたりしていますが、スローで見せてはいませんでした。
イメージが膨らむことは重要です。そしてそのイメージは自分の頭の中でスローで再生できなければトップスピードで実行することは不可能です。トップスピードでのプレーをみても、そこで起こっている体重の移動、足のつま先の向き、ボールをまたぐタイミング、相手をブロックする体の傾き方、距離感、視線の方向など様々な複合的な動きの詳細は見えません。スローで見て初めて全体の動きのすごさが分かり、そこからイメージが膨らみ、自分もやってみようと思った時の効果がでてくるのでしょう。
少年達は何事もプロのマネから始ります。マネするのであれば、マネしたいシーンをスローで見せて、イメージを膨らませることは確かに大事なことだと思いました。
スローで見せろというのは、少年サッカー以外にも使えそうなアイデアなので、正月にドキッとしたついでに、今年その一言を生かしてみようと思っています。
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