オリンピックが終了しましたが、個人的には男子400リレーの銅メダルが最も印象に残っています。
ただ走るだけ(これもすごいことですが)の競争ではなく、バトンを渡す技術によって次の人の加速が異なるというところが自分の子供の頃の思い出と重なって印象的でした。
小学校5年生の時、市の陸上大会の直前、TVを見ていて陸上のバトンの渡し方をやっていました。僕はリレーの代表ではありませんでしたが、そのバトンの渡し方を6年にコーチングしました。特に田舎の小学生のリレーは、バトンを渡すときに次の人の加速を考えずに、ただゆっくり走りながらバトンをもらい、もらってからダッシュします。そこを、「近くに来てからダッシュしてすぐにバトンを渡すんだよ」と教え、練習しました。
結果、僕らのチームはバトンで必ず1位に抜け出すことに成功。決勝に進みました。そのバトンの渡し方は僕らのチームだけ。しかし、決勝では早くスタートしすぎて規定の範囲内でバトンを渡すことができずに失格。残念でしたが、今でも覚えている出来事です。
オリンピックにおいては日本はバトンの渡し方を相当練習しているはずです。それはリレーの技術なのです。絶対に落とさない渡し方や二人の呼吸、どの時点でダッシュするか(素人的?)など繰り返し繰り返し練習したことでしょう。外国のチームのそれは、練習したのかな?と思うくらいぎこちない渡し方だったりします。速さに任せて力で勝負せず、日本は技術で勝負し、結果が出たことが素晴らしいと思います。
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