レベルの高い大学に行っているからといって、安易にコンサルティング会社に入社してコンサルタントというキャリアを歩もうと思ってはいけません。できるコンサルタントになれるとは限りませんし、大学に入る能力とコンサルタントの能力は重なるところはありますが、完全に一致はしません。
そもそもテストは自分の頭の中の実力だけです。自分の頭の中で答えが導き出せればいいのです。しかし、コンサルタントのアウトプットは、どれだけすごいことを書いたか(考え付いたか、あるいは知ってるか)ではなく、相手がどれだけ理解し腹に落ちたかで決まります。
すなわち自分の頭の中だけで終わらないのです。
また、テストは自分の頭の中だけで考え、誰にも邪魔されませんが、仕事の場合はいろんな人が周りにいて、邪魔はされなくても、自分だけのペースで、自分だけの頭の中だけで済むものではありません。
更にコンサルティング会社の中は、なんというか独特のノリみたいなものがあります。そのノリに合うか合わないかは大学レベルとはほとんど関係ありません。なのでコンサル会社側もそのノリに合うタイプかどうかをチェックします。ノリというのは、思考パターンや行動パターン、感情コントロールのパターンだったり、議論なれしたタイプかどうか、のような意味です。
そのチェックに引っかかって不合格となればまだいいですが、コンサルティング会社も全部は見抜けませんので、合格してしまって入社後にそれが顕在化するということになります。そうなるとお互い不幸です。
東大出身で仕事ができない人なんてぞろぞろいます。もちろんできる人もいますけど。
Out Elite
「自分のことをエリートだと思うのは、本当にすごいことを成し遂げてからにしませんか」
エリートが選ばれたリーダー的な役割の人という定義だとすれば、存在しているだけではエリートじゃないですよね。役割を自分で掴んで、そしてリーダーシップを発揮して何かを成し遂げないと。大学名だけではエリートとは言えませんよね。
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