すみません、少年サッカーの話ばかりで。
確かアメリカの少年サッカーだったと思いますが、【サイレント・サンデー】という特別な日を決めて、その日は親やコーチは少年の試合に外から指示をしてはいけないというルールで試合をするそうです。
日本も同じですが、外から選手に対して親やコーチが、「シュート!」「勝負!」「右サイド!」など、選手がプレーの判断をする前にプレーの指示を出す場面が多くあります。USでも熱いサッカーママ、サッカーパパが多いらしく、同じように回りが熱くなりすぎて、選手の判断力育成の弊害になっているそうです。
コーチとしては、逆に選手が意図を持ったプレー、判断し選択したプレーをさせるにはどうしたらいいかを悩み、どんな練習をすればいいのかを考えていたりするわけですが、その意味でも困ったものです。
味方の状況、ボールのスピードと確度、相手との距離などによって、瞬時にどんなプレーを選択するかを考え、意思決定してプレーを行わせる必要があります。ジュニアユースのトップクラスでも、コーチがどんな理由でそのようなプレーを選んだのかを毎回聞くことにより、一つ一つのプレーにロジックを持たせるように教えています。更にそのような理論的思考を身に着けるための教育も始めています。
そういう判断する力を育成すると、もっともっと情報量が必要となり、ボールをもらう前の視野の確保や首を振る動きも多くなり、更に高度な判断ができるようになるのです。(実際、プロは毎秒2箇所見ているそうです、素人はずっと一箇所を見ています)
たまたま今週の日曜日は指示なしルールで行うようです。大会開催者もいろいろと海外のことなども調べているようで、いろんな取り組みをしてくれています。ありがたい。そして楽しみです。
会社でもサイレント・マンデーというのを決めて、その日は部下に何も言わないとしたら、どうなりますかね?
それでは。
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