週明けなので少年サッカーの話を。
以前教えていた現中学一年生(当時5年生)に対しては、①その当時少し遅れていた選手達の底上げと、②地域の大会や練習試合は勝つことよりもその時のチームの練習テーマのチェックを中心にしてやっていました。
その二点(もう一つが褒めて教える)をコーチ陣で共有し、一部のコーチは家庭で奥さんと喧嘩までして、僕らコーチ陣の共有事項を守りました。
例えば低学年や中学年では、ちょっと先に伸びている選手を中心に出場させ、他の選手を試合に出さず、うまくてでかくて足の速い選手をトップに張らせてボールをどかんと蹴ってれば勝てる確率は相当上がります。
しかし、そんなチームは最高学年になった時に勝てません。基礎ができあがり、創造力豊かで、なおかつ自己判断ができ、お互いにサポートしあうチームには歯がたちませんし、自分達はそのような素晴らしいチームになることはありません。
更に、同じようなことをしていた他チームがもし一人だけちょっとうまい選手が多かったとしたら、そこにも負けてしまいます。そして、次は勝ちたい、今度こそ勝ちたいと思い、悪循環。
ってなことになってはいけませんよね。
そんな話を以前のコーチ陣と飲んで話しました。そのコーチの方々は、普段は何も言わずに協力してくれて、そして時々こっそり僕を叱ってくれたり、大変尊敬できる人達でした。その飲み会も当時と同じ構図、僕が彼らの手のひらの上にいるようでした。
勝ちにこだわったら、負けることが多くなります。
遠回りのような近道を探さなければなりません。
それでは。
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