今週は参議院選挙ですね。僕が生まれ育った山梨で、特に二十数年前は、選挙が盛んというか、1つのスポーツのような地域内での戦いのように見えました。
ある混戦というか一騎打ちの市長選(多分)でのこと。
夕方、僕が父親の車の助手席に乗っていた時、ぶどう園やもも畑の暗闇の中に、ところどころ人が潜んでいます。【あそこに人がいるよ?何しているんだろう?】と子供の僕は疑問に思い父親に聞きました。答えは、【選挙の敵の運動員の行動を見張っているんだよ、きっと】。
どの運動員がどの家に入ったとか、あちらの運動員はこの家には入らせないようにしようというような敵同士の牽制をしていたようです。すごいですよね。
亡くなった祖父が、選挙管理委員長だった時に、【開票するときはしっかり見張っていないと、投票用紙を食う奴がいる】と話してくれました。実際に食べる人がいるのか、食べるかもしれないのでしっかり管理しようという意味なのかはわかりませんが、田舎の選挙はまさに一票の戦いということもしばしばありますので、なるほどと思ったのを覚えています。
子供なので政治はわかりません。社会人(地域)運動会の綱引きで真剣に盛り上がる時の空気に似て、選挙も団体スポーツの戦いのように見えました。
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