昨日の日本代表アジアカップの試合では、芝生が長かった。試合内容などに関する分析は専門家にお任せするとして、パススピードは重要だなと感じたことについて・・・。
ゴルフでも、ラフとフェアウェイではボールのランが違う。サッカーも長い芝生と短い芝生ではボールへの抵抗力が異なり、長い芝だとボールが止まりやすい。
ダイレクトプレーで速いパス回しを特徴とする日本代表にとって、長い芝生はいまいちだったと思う。A選手がB選手にパスを出す場合、普通の芝生ではB選手は1mボールを迎えに行き、AからBまでボールが到達するまでに3秒だったとする。長い芝生では、例えば、B選手は1.7mボールを迎えに行かなければならず、さらに到達までの時間が3.4秒かもしれない。(時間や距離は適当、仮の数字です)ちなみにボールを迎えに行く距離が長ければ、それだけ動きが加速されるので、ボディシェイプして反転することもやりずらくなるという問題もありそうだ。
ダイレクトプレーをする場合、この0.4秒や0.7mはディフェンダーにとって相当有利に働く。Cがその次のボールを受けようといつものタイミングで走ったとしても、BやCのマーカーは対処がしやすく、結局Cへのダイレクトパスができないケースが見えないところで発生しているのではないか。
芝生の問題ではあったが、専門家ではない自分としてはパスのスピードがダイレクトのグループプレーに与える影響を感じることができて、ためになった。
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