定期的に書類をシュレッダーにかけたり、溶解に出したりしています。今日もシュレッダーで過去一定期間保存した書類等を処分しました。そこで、紙の無駄、資源の無駄についてまた考えさせられました。
Sustainable developmentの定義は、
“Sustainable development is that which meets all the needs of the present without compromising the ability of future generations to meet their own needs.’” (The U.N. Brundtland Commission 1987)
「将来世代が彼らのニーズを満たすための能力を損なうことなく、現在世代のニーズを満たすこと」
だそうです。持続可能な方法で今の社会のもろもろを組み立てなければ、将来の世代のニーズを満たすことはできず、言ってみれば今だけよければ将来はどうなってもいいということになってしまいます。即ち我々の孫やその孫の世代のことはどうでもいいと。
ネットで検索してみると、1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、セヴァン=スズキという12歳の少女が「伝説のスピーチ」をしたそうです。全文はこちらのサイトに書いてあります。ずしっときます。
たまたま読んでいた本に、デンマークの事例が書いてありました。
デンマークのエコインダストリーパーク(エコ工業団地)では、ある工場の廃棄物が隣の別の会社の工場の資源や資材になるようにしているそうです。発電会社の発電時に出る高温の水蒸気を隣の工場の熱源に使ったり、その熱でタービンを回したり。更に火力発電所からの高温の浄水を魚の養殖用の水に使い、廃棄物である石膏(セッコウ)(二酸化硫黄)20万トンを隣の石膏パネルメーカーがパネルの原材料に購入する。また薬品メーカーで、インシュリン製造後にでる酵母の残留物は近くの牛の飼料になるというような仕組みです。
仕組みづくりには多少の投資が必要ですが、殆どは2年以内に投資分を回収し、二酸化炭素排出量を激減させ、水を節約し、コスト削減にもつながっているそうです。
自分自身にサステイナブルな社会に向けて貢献しているのか?と問えば、Noと言わざるをえない現状です。持続可能な取組み側なのか、破壊側なのかと聞かれたら、現代人は殆ど破壊側に属しています。
もっと環境について真剣に考えていこうと思います。伝説のスピーチは是非読んでください。
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