社員が送ってくれたメールの添付資料に、大前研一さんのコラムの抜粋がありました。そこには、リーダーは、進むべき方向性と時間軸を示せと書いてありました。
その通りです。遠くに山が複数ある場合、そのうちのどの山に登るかを示さず、細かな指示だけしていたのではチームは目標の山に登ることはできません。
例えば、『右足を出した後に、左足を出して歩け』、『目の前の岩は左側を避けて通れ』などと指示しているケースはどうでしょうか?チームの全員はその指示は守るでしょうが、全体として右の山に登るのか、左の山に登るのかを知らずに、ただ指示通り進んでいることになります。この登山隊の人数が多ければ多いほど目指す(リーダーが目指す)山には到達できそうにありません。
時間軸を示さないケースは、『明日の朝、日の出を見るために、夜明け前には頂上に到達したい』ということを言わずに、ただ山を登るということだけ伝えているケースです。ある人は、もう少し早く歩こうよと言うでしょう。またある人は全員が疲れているから少し休憩しようと言うでしょう。頂上に明け方着くという予定から逆算して、夕方までに6合目、午前零時までには8合目に着くように休憩を1時間おきに取って、途中のアクシデントのために1時間は余裕を見て・・・と計画を立てる人は出てきません。
そういうことでね。
自分に言い聞かせています。
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