何かをディスカッションしていると、参加メンバーの中に『具体的』に落とし込みたくなる雰囲気が生まれることがしばしばあります。しかし、ケースによっては具体的にしない常態にして曖昧な常態のまま他の概念やコンセプトを議論しなければならないということが多々あります。
システムにおいての『概念設計』や何かの事象をモデル化(図や絵で表現)する場合、あるいは新たなサービスやビジネスを企画検討する場合などは、抽象的な部分(コンセプトやイメージ)の議論やアイデア出しを適当に済ませて、すぐに具体的な機能にブレイクダウンしてしまうと、面白い企画にはなりません。
概念のレベル、抽象的なイメージのレベルでディスカッションしたり、ブレストできる力は新しいことを企画するためには必須の力ではないかと思います。
フェーズで言うと、概念設計、基本設計、詳細設計と続くとすれば、概念設計の段階では基本設計レベルの話は曖昧にしたまま、ほったらかす力が重要です。
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