9.11の日経ビジネスで、『外国人労働者の使い捨ての果て』(こんな国では働けない)という記事がでています。
記事では、日本の各地の工場で、請負会社に雇用され、過酷な労働を安い賃金で強いられている外国人労働者についての実態や、日本において飲食店やコンビニや各種メーカーの工場での仕事は、外国人労働者なしには成り立たないというような記事内容です。
メーカーの価格競争の中で、工場の生産性や稼働率は限界にきています。そうなると請負会社に発注する側と、請負会社の間でもシビアな議論もあるでしょうし、厳しい注文が一方的にされているケースも多いでしょうから、請負会社が悪いと決め付けるのも間違っているかもしれません。また、全ての工場が記事のような内容であるとは限りません。
発注側の担当者も数値のプレッシャーに追われ、請負会社の営業責任者もプレッシャーに追われているという、そこに登場する人物全てが何かの圧力によってそう動かざるを得ないという状況かもしれません。
こういう構造は、その現場にいる人たちだけでは変えることはできません。発注する工場側のマネジメントの方、請負会社の社長、そいう人たちが何かを変えていく努力をする責任があるような気がします。国の対策も必要です。
コールセンター業界や、パート・アルバイトの雇用が多いアウトソーシングの業界も同じようなことが言えるケースもあるのではないでしょうか。
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