NILSでの1つのトピックでナレッジマネジメントの話があった。
スピーカーは、友人でもあるリアルコムの谷本さん、それからSocialtext の Ross Mayfield さんなど。
情報の共有もナレッジマネジメントも、
階層的、あるいはTOPダウン、あるいは依頼や指示に基づいたものよりも、
より自由にネットワーク型で、組織横断的というか組織の概念なく、ボトムアップで、ニーズに基づいた情報共有をしていくこと、
が今後の情報共有のあり方。Rossさんの言う3つの視点も意味深い。
各個人が、そもそも自身や自社サービス・商品の価値向上に対しで意識が強いチームにおいては、従来的な階層構造的な考え方よりも、Wiki的な考え方で情報共有のインフラを構築したほうが圧倒的に効果が高いだろう。情報も、Unstructured , Incompleteなもので十分。
一方で、まだまだ『ほうれんそう』が大事だとか、そもそも情報やナレッジの必要性を感じていないという組織や組織メンバーも少なくない。従って組織風土や組織の大きさ、共有する情報の種類などによって段階的に考えていく必要もあるかもしれない。
ベンチャー企業はいきなり非階層型で情報やナレッジを共有しやすいが・・・。
****
インターネットを見てみれば、価値ある情報は瞬時に共有されている。それと同じことが組織内でも起こりうる。階層的に情報の道が決められているのとは大違いだ。
最近のコメント