トラッピング・ファーストタッチと機会損失

　サッカーでトラッピングは重要です。昨日の練習試合でもトラッピングがきちっとできれば次につながったはずであるというシーンが沢山ありました。

　

　これは大きな機会損失です。そのプレーの次に決定的なシーンを作れたとしたら１点とれたかもしれないのです。

　

　試合のあちこちでトラッピングミスを行い、結局リスキーな１対１の場面を作ってしまう、あるいはせっかくのチャンスで相手にボールを取られてしまうということが少年サッカーでは多々あります。

　

　上手にファーストタッチを行い、決定的な場面を作り出し、最高なラストパスによって１点取れたケースではラストパスやシュートのシーンが頭に残り、ファーストタッチの重要性は気づかれないことも多いのですが、実際は正確なトラッピングやファーストタッチがその得点チャンスの始まりなのです。

　従って、トラップミスは機会損失であり、トラップやファーストタッチは基礎技術としては大変重要な要素となるのだと思います。決定的な場面を演出しようと思ったら、トラッピングやファーストタッチの練習をしなければなりません。

　

＋＋

　ビジネスでも、ファーストタッチは重要です。例えば営業で提案前にヒアリングをしたとします。ヒアリングが網羅的でなく、的を得ていないとしたら、その後の提案をいくら一生懸命作ったとしても受注できないかもしれません。　

　ヒアリングの時点で機会損失しているのです。

　

　また、受注できたとしたら、いい提案書だったと思われますが、そこには的を得たヒアリングという素晴らしいファーストタッチが隠れています。

　良い提案をしようと思ったら、良いヒアリングが重要です。