社内SNSがまた最近少しアクセス数が増えてきた。こちらがいろいろと配慮しないといけないことが変化してきたようだ。そろそろ1年になるが、振り返ると次のようなステージだったと思う。
<導入の頃>は、一部の人達が面白いおもちゃのように使い出す。エントリーは趣味やランチやしでかしたヘマなできごとなど。それはそれで盛り上がる。しかし遊びだけだと長続きしない。<3ヶ月ごろ>からほんの数名が活用を続けるが、皆がアクセスする状況にはなかなかならない。この時点ではまだ会社としては正式ツールにしていない。
管理人から誘われ社長が自分の社内ブログを結果として閉鎖し、社内SNSに社長ブログ欄を作ってもらう。社長社内ブログとの一体化。少しづつアクセスが増え、仕事関係の議論もちらほら。少し安定してきた。しかし出先の社員はアクセスできない状態。本社関係のツールであった。
管理人とも相談し、7月の全体会議で会社のツールとして認定し、更に出先の全社員がアクセスできるようID、PW、セキュリティーソフトの配布を行う。これで全員がアクセスできる環境が整った。
これらと前後して、管理人がつぎつぎと新しい機能を追加していく。僕は盛り上げるためには遊びでもいいというメッセージを出し、自分も遊び的コメントやエントリーを入れた。
また、初めてエントリーした人やたまにエントリーする人にはコメントを書くように心がけた。自分でもそうだが、コメントは励みになる。出先でそれほど社員全員と面識のない社員がどきどきしながらエントリーしてくれるのであれば、その気持ちは大事にしたいと思っていたからだ。
最近になって、アクセス数も一段階増加し、会社についてや、事業部についてなどまじめかつある意味重いエントリーもある。それにもコメントをしていたが、昨日社員の意見を聞いて、少しまた自分自身の関わり方を変えねばならないなと思っている。
それは、SNSの議論の場で、社長がコメントを入れるとそれ以降はコメントを入れられない社員がいるという話。たしかにそうだ、本来は気にせずどんどんエントリーしてもらいたいが、社長のコメントの次に自分のコメントや意見を入れるのは気が引ける人もいておかしくない。
僕自身は管理人ではないが、SNSの目的として社内の情報共有や意見交換、単純なコミュニケーションなどの活性化を目指すものとしては、うまい距離感で参加者を主役にしながら定着させていくような関わり方を考えていく必要がある。
社内SNSは進化成長の過程で、その時に必要な配慮も変化するものだと感じたところ。最近はトラックバック的機能も作ってもらったのでそっちでコメントしてもいいかもしれない。
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この話を聞く前に、別の社員(A)が別のテーマの意見を僕にしてくれていた。その後次の社員(B)がSNSの話をしたところで、僕は忘れないようにメモをした。それを見たAが、<俺の話はメモってくれなかったじゃないですか。くやしいなあ。>といって3人で笑った。
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