社内SNSを導入しています。一般的にはなっていませんが、ベンチャー企業を中心として一部の企業では導入の議論をしているようです。
この社内SNSの導入を成功させるためには何がポイントでしょうか?
昔の電算システムは作ること・構築することに投資すればそれなりの効果を得ることができました。しかし最近のシステムは使いこなすこと、浸透させることに対して経営的なエネルギーや投資を行わなければ、期待した効果は得られないものが多いのではないでしょうか。
例えば、個人で電卓を購入した場合は、買った時点で効果を得られます。それが表計算ソフトになったらどうでしょう?少し使いこなすことにエネルギーを裂かなければ、電卓と同じ程度の効果しか得ることはできません。
社内SNSは他のグループウェアと同様、あるいはそれ以上に企業の風土や社員の使いたいと思う積極性が重要になってきます。その風土を醸成し、積極性を引き出すためにはソフトの導入以外に経営的なエネルギーを裂かなければなりません。
コメントを書くだけでも気が引ける人、自分の考えや趣味をエントリーとして全社員に公開するなどとても考えられない人、またエントリーをしたとしても「皆がどう思ったか?」など不安になる人も少なくありません。また最初は面白いのでわいわいやったが、結局継続的に活用するほどのインセンティブはなく、一過性のブームに終わり、その後は特に興味もなくなるといったことも多々あることでしょう。
これらの失敗(?)を回避し、浸透させるためにはどうしたら良いかを導入の事務局、管理職、各部門のオピニオンリーダーなどが考え、様々な角度から配慮をし、盛り上げるというような経営的なエネルギーを投入することが必要だと思います。またそのことが管理職や事務局のメンバーの成長にも繋がり、更なる風土改革ができるのではないでしょうか?
実際に面識のない社員が、会議などで会った時、「あなたがSNSであのことをかいていらっしゃるxxさんですね?」などと初対面でも壁がなくなったというような効果を実際に耳にします。浸透させるエネルギーを使い、効果を実感させることを積み重ねていくことが大事だと思います。
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