補正予算などの経済対策は必要であり、必要以上に冷え込んだマインドを少しでも上向きにしたり、お金が回らないことについてちょっと動かす力にるということについて否定するつもりはありません。
しかしながら、構造的な問題や財政悪化の根源的解決策の立案、それから将来のあるべき姿に向けた変革といった、いわゆる改革についても道筋を明確化しなければなりません。
例えば、業績がいまいちの会社があって、社員の士気も悪化している時に、特別ボーナスを出すので皆で元気になろうというのは一時的には意味があるかもしれません。業績低迷の本質的な理由がボーナスの低さによる社員のモチベーション低下であればいいかもしれませんが、何か事業構造や組織構造、経営風土のようなものであるならば、そこにメスをいれなければならないというようなものです。
補正予算は必要ではありますが、補正予算を使い切ったらそれで全てが解決しているというようなものでもないと思います。
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