大前研一さんが著書「知の衰退からいかに脱出するか?」(光文社)で、国際社会で生き抜くには、<英語>、<IT>、<ファイナンス>の3つ(3種の神器)が必要だと書いていらっしゃいます。国や企業のリーダーには必須(最低限)であるとも書かれています。
更には国や自治体の教育カリキュラムではこれらは残念ながら身につけられないので、若い人は学生時代から自分でこれらをピカピカに磨き、既に社会人になっている人は自分自身で考える力を身につけならが、独自に(国に頼らず)学び考え進むしかないとも書かれていました。
この本は前述の3種の神器がメインテーマではなく、知の衰退ということで、端的に言えば「頭を使わない、考えない人の増加」について政治、マスコミ、若者、官公庁など多方面に警笛を鳴らしているという内容です。
内容的には少々過激な面はありますが、僕自身は今の日本について多面的に整理するためのインプットがありました。
しかし、全体的には誰が読んでも夢や希望が湧き出るというのではなく、諦めて自分で生きろというようなトーン(鼓舞する意味も含めて)なので、人によっては腹が立つ内容も書かれているかもしれません。
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