本日、弊社の株主が異動となることが決定しました。
一部の株主の持株の全部または一部を、金融システム開発フロンティアの(株)シンプレクス・テクノロジー(東証一部上場、金子英樹代表取締役)に売却することが合意され、またシンプレクス・テクノロジー社および弊社の取締役会で譲渡の承認がされました。実行は12月です。
株主異動の結果、シンプレクス・テクノロジー社は当社の筆頭株主になります。第二位が私となります。
子会社になったわけではなく、持分法の適用会社になるわけですが、弊社の事業やサービスについてはなんら変更はなく、逆にシンプレクス・テクノロジー社とシステムの面、または金融の面で協業できれば、お互いのビジネスを更に大きくすることができる可能性があると思っています。
シンプレクスさんのプレス経由で訪れた方もいらっしゃいますので、下記に弊社の事業概要を簡単に記述させていただきます。
<システム領域につじて>
弊社のグループ会社のビッツテージはコールセンターの領域のパッケージシステムを自社開発し販売しています。詳しくはHPをご覧ください。
パッケージの名称はインスピーリ(InspirX)と言います。このパッケージは問合せ中心のコールセンター(メールと電話)向けのアプリケーションパッケージですが、現在100社以上に導入していただいています。
グループ全体でコールセンターにフォーカスし、コンサルティングやアウトソーシングで得たノウハウをアプリケーションに組み込み、現場から生まれた最も使いやすく、最も現場に効果があり、最もコストパフォーマンスの良いパッケージを目指し開発してまいりました。
現場の方にプレゼンしたときの勝率は50%を超えています。それだけ現場の方に評価されています。
<コンサルティング領域>
コンサルティング領域はCRMの領域とコールセンターのシステムの領域があります。純粋CRMの領域は、コールセンターを使って企業がどのように変革するかをコンサルティングしたり、あるいはコールセンターの統廃合や業務組織の改革などのコンサルティングをしております。
システムの領域は、コールセンターのシステムに関連して、上流の要件定義や基本設計、ならびに詳細設計や全体のプロジェクトマネジメントなどを行っています。
コンサルタントは、コンサルティングファーム出身者、コールセンター領域の出身者、SI会社出身者、あるいはマーケティング領域出身者などで構成しています。
<アウトソーシングの領域>
アウトソーシングの領域はシステムとは関係ありませんが、コールセンターの運営を受託するビジネスです。弊社の特徴は、必要であればシステムサービスと組み合わせて最適なコストで最適な業務体制とすることであったり、あるいはコンサルティングの視点から考えられるクライアント事業への貢献方法を現場業務に組み込み、現場から経営に貢献することをめざしていることです。
<IVRの領域>
IVRとは音声自動応答装置のことで、コールセンターに電話をかけると音声ガイダンスが流れ電話で操作するケースがあるかと思いますが、その装置のことです。
グループに(株)バージェント(旧ニューズライン・テクノロジー社:社名変更の登記はしていますが、まだHPの改修などまにあっていません)があり、バージェントではこのIVRのASPサービスを提供しています。
証券会社や損害保険会社、あるいは住宅メーカーなどの資料請求電話をこの音声自動応答装置で無人で受付るものです。人間と違って問合せに回答することはできませんが、24時間無人で受け付けることができますので、顧客の利便性と企業側のコストダウンの両方に有効なソリューションサービスです。
この自動応答以外には、コールセンターにおいて電話が溢れる(溢れ呼と呼びます)ケースに、溢れた呼をこの自動応答で受付、1時間から2時間後に折り返し電話のお約束受付をする『折TELサービス』も提供しています。
バージェントは自動応答技術と自動応答ノウハウを蓄積し、それをサービスとして企業に提供しています。音声認識技術なども勿論適応しています。
<今後>
株主の異動にともない具体的に弊社の事業や組織の変更などはありません。新株主であるシンプレクス・テクノロジー社と協業できる領域があれば、お互いのビジネスの拡大のために協力していきたいと考えています。
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