寝ている時が幸せということを例にとると、
寝ている時に幸せだと感じながら寝ることはありません。
むしろ、起きている時に寝ていたことを思い出し、ああ幸せだと考えたということのほうが正しい状況説明ではないでしょうか。
昨晩は寝れなくて今日は気分が悪いというのは、寝ている時は気分は悪くなかったはずですが、起きている時に何時間寝たとかまだ寝たいという思いが、気分を悪くしているという状況です。ですから、気分が悪いのは今であって、寝ている時ではありません。
物理的に体の細胞や血液、臓器などは寝たか寝ないかで違いはあります。
しかし、気分が悪いとか幸せという心はそういうこととは無関係に自分が決めていることで、心というものが勝手に動き、勝手に(ある科学的な反応や連鎖のように)結論をはじき出したものではないでしょう。
ということで、心というものは実態と直結して動き出すものではなく、自分が作り出す塊のように思えます。従って、マネジャブルってことでしょうか。じょうずに使いたいものですね。
ではまた。
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