メンタルケアの世界で、極端な一般化に注意しましょうという話は時々聞きます。営業面でも事業面でも組織面でも同じような注意点があると思っています。
◆xができない、yができない、だから自分には何もできない。
◆aさんに嫌われた、bさんとも仲良くない。自分には友達は一生できない。
そんなことはありません。
◆この前も失注した、また今日も。この商品は絶対に売れない。
◆xという問題がこの組織にはある。yという問題も。この組織は全く機能していない。
◆aの知識不足を指摘された。今日はBというミスをした。僕には能力がない。
本当かな?極端に一般化しすぎていませんか?
◆俺は足が遅い、体が小さい、だからスポーツをやる意味はない。
◆既にあいつはあんなに上手だ。B君も上手だ。俺は一生先発にはなれない。
それも違うでしょう!
厳しい現実を直視し、その上で絶対に勝つという信念を持てとビジョナリーカンパニー2に書いてあります。両面併せ持つ人が大きく成長するのだと思いますが、その前に自信を失ったり、やる気がなくなる人も多く、人は知らず知らずのうちにネガティブな一般化をしてしまいます。
まずは楽観的に、ただ目標を見つめて、良い点を伸ばし、強みを生かすことからはじめるのも大事なことです。上司やコーチはそのあたりのさじ加減も考えなければなりませんね。
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