セミナーでのプレゼンテーションを時間ピッタリに終わる方法を時々聞かれます。
確かに、人によっては最後のほうで急ぎ足になったりすることもあります。僕は殆どにおいて時間ピッタリに終わり、途中の速度も殆ど均一です。(と自分では思ってます)
理論的なテクニックとして何かあるわけではありませんが、ちょっと整理しています。
■まず大事なのは内容が自分自身の腹に落ちているか?
時間の問題よりも前に内容です。これを伝えたいというポイントをはっきりと自覚しているかが最も重要だと思います。ポイントが明確であれば、事前に作る配布物のページの流れもスムーズになりますし、ストーリー性もでてきます。流れのよさがなければ、説明している時にどうしても一枚で長く説明するページがでたり、書いてあること以外に話すことがないという浅いページもでてしまいます。従って、ポイントをはっきりとさせ、そして書くページの深さを均等にし、そしてストーリー性を持たせることが重要なのです。その大前提がメッセージが自分の腹に落ちているか?明確か?ということです。
■枚数と時間のチェック
各ページの深さが均等であれば、あとは時間をページ数で割り算するだけです。1枚あたり何分か?ということがわかれば、あとはペース配分を途中でチェックするだけで殆ど時間通りに着地させることが可能です。
■説明途中のペースチェック、ペース変更はマラソンと同じ
説明していて10ページ進んだ、半分進んだという節目に時間の確認をします。半分のページで時間が半分残っているかをチェックします。
途中でのペース変更については、一気に変更しないことも大事ではないでしょうか。遅れていると気がついたときに、急にペースを上げて、早く進めようと急ぎすぎると、急いだページのメッセージが伝わりません。従って、追いつくようにするには、複数ページにまたがって、1ページづつ少しづつキャッチアップすることが重要です。マラソンで前の人を追い抜くときに、途中でダッシュするような選手はいません。じわじわ距離を縮めそして何キロかかけて追い抜くのに似ています。
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内容はともかくとして、今日の基調講演では紙の枚数は31枚(実質29ページ)、時間は60分でした。1枚2分の計算になりますが、最初の会社案内などは簡単に流すために、本題ページは2~3分の間という感じでした。12枚進んだところで、16分ぐらいでしたので、本題のページについてはもう少し詳しく説明しよう、ゆっくり説明しようとペース配分を調節しました。結果最後までほぼ同じペースで1分前に終了することができました。
せっかくいらして頂いた方々ですから、全体をほぼ同じ力で説明する努力をプレゼンテーターもしなければなりませんよね。
本日いらして頂いた方々、ありがとうございました。
何かご質問やご意見がありましたら、弊社のHPから問合せをお願いします。CCMのセミナー参加者よりとお書きください。
それでは。
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