時々、サッカーチームマインドというキーワードを社内で使っています。
関連して、10日の土曜日の日経新聞『ワールドカップ街道』という沢木耕太郎氏の連載記事があり、その通りと思いましたので引用させていただきます。
***以下引用 『創意が「規律」の壁破るとき』 ***
(略)
『自立』と『自律』に支えられた『自由』だ。
(略)
試合の主役は選手自信であり、監督はそれに同伴することしかできない。ピッチの上では自由であるべきだ。なぜなら選手の自由な創意が無ければ小さなチャンスを大きく押し広げることも、不意に訪れる予測不能な危機にも対処できないのだから・・・。
(略)
これまで規律ある組織の力によって前に進めるだけ進んできた。しかし、すべてが凄まじいスピードで変化していくこの時代においては、もはや組織の構成員が命じられたことを忠実にこなすだけでは次の段階に行けなくなって来た。そこから更に前に進むためには組織の規律に頼るのではなく、構成員に、自ら判断し、即座に対応することのできる能力を持つことが求められる。つまり、組織をステップアップさせるためにこそ、能力ある個人の自由な創意が不可欠な時代になってきたということだ。
***引用終わり
規律が不要だと言っているわけではなく、その上に、自ら判断する能力を持った個人が創造力を発揮し行動することが必要だということだと思います。
サッカーは試合中監督がサインを出して何をせよと指示するわけにはいきません。基本的戦術・戦略を事前に伝えることはしますが、試合中は個々の選手の能力と判断、およびクリエイティブなプレーやチャレンジして仕掛ける勇気が必要となります。試合中は任せるしかありません。
また、一人一人が自由で創造力を発揮しながら、そこに参加している11名が同じ意図を持って、サッカーの目的である、「ゴールを入れる」、「ゴールを守る」ために連携することも必要です。独りよがりな自由(身勝手)とは異なります。
<自立や自律>も<規律>も考えてない人が、グーグルやはてなさんのように自由に創造的にやろうよ!というのとは全く異なり、グーグルやはてなさんも、前述の引用のように、創意によって、規律の壁を破り、更に上の次元を目指しているのではないでしょうか。
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