サッカーのコーチングで、例えばボールコントロールの重要性を子供達に伝えたいとして、『プロは皆ボールコントロールが上手だ。だから練習したほうがいい。』と言っても、急に子供達が自分でリフティングの練習を始めるようなことはありません。
自らボールを自由に操りたいと思う気持ちが出てこない限りボールコントロールは上達しません。そして上達のレールに乗るともっともっと面白く、深い楽しさが生まれ、更に上達するというサイクルにつながります。この段階では学校から帰ってもボールをいじりだし、四六時中ボールと一緒にいるようになるはずです。
よって、言葉で練習の重要性を伝えるよりも、サッカーの楽しさ、ボールコントロールへの興味を引き出すような実際の練習やゲーム(遊び)が重要だと思います。勿論それが難しいことなのですが。
会社や仕事においても、組織論や経営論、あるいは心理学的な本でも、言葉でのプレッシャーや厳しい管理統制の中で実行される仕事は最高のパフォーマンスにならないと書いてあります。大人も同じように自らの意思で、興味を持ち、目標を持った時しか本来のパフォーマンスは発揮できないのでしょう。
ここでもコーチとしての役割が重要となってきます。
頑張ります。もっと勉強。
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