御用聞きの営業ではなく考える営業を目指している。コールセンターの営業というと派遣営業やテレマ営業をイメージする人も多いが、我々が目指している営業スタイルは考える営業、提案する営業だ。
協力する会社が、人(マンパワー)を用意したり設備を用意したりする係りであるならば、その見積もりを提出し、クライアント側は単価や納期の早さ、その後のフォローの信頼性などで評価し発注先を確定すればいい。
しかしアウトソーシングの場合は、どのようなセンターをどのようなアプローチで構築しようとしているのか?どんな留意点がありどんな対策が必要かなどを考え、それらを盛り込んだ提案書を作成しなければならない。勿論、それらは他社向けの提案書の焼き直しではなく、そのクライアントの状況や目標にあったカスタムメイドである必要がある。
そのような案件に対して、会社案内に見積もりをつけるという程度の提案(?)ですましてはいけないと思っている。何回かヒアリングをして、表面的には見えない課題などを探り、クライアントのニーズも深堀した上で、我々はこのように考え、このように進めていき、そしてクライアントにこのようなメリットをご提供するという提案を出していきたい。
ほぼ計画も出来上がっていて、体制も確定し、あとはリソースを調達するだけというクライアントからいきなり見積もり依頼がくるケースもあるが、それより漠然とした状態で呼び出していただき、『提案書を出せ、考えろ、我々の状況とニーズはこれだ』と言われるほうがうれしい。そいう状況のほうが立ち上げまでに時間もあり、いろんなことが準備できるし、いろんなバリエーションを選択できる。そこで最も効果的なアプローチを提案したい。
そういう流れで受注したプロジェクトのほうが結果も良い。コンサルティング力があるからできるアプローチだ。
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